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【基本テキスト】経営組織論

経営組織

 経営資源である人の集合体を経営組織といい,企業の規模や内容によって構成されます。

主な経営組織

階層型組織

社長の下に部長,その下に課長・係長・一般社員といったようなピラミッド型の組織です。原則として,上位職の命令に下位職が従います。

職能別組織

営業・経理・人事など,職能に応じて分けられている組織です。専門性を持った仕事を行うことができます。

マトリックス組織

職能別や地域別など,複数の組織形態で細かく分ける組織を指します。マトリックスとは「マス目状の」という意味です。

事業部制組織

企業が進める事業ごとに独立性を持ち,権限を与えられた組織。事業単位の経営判断が可能になります。

カンパニ制組織

事業部制よりもさらに独立性の高い組織。人事などスタッフ部門の権限も与えられ,あたかも別の企業のような企業活動を行うことができます。

プロジェクト組織

プロジェクトの期間限定の組織。プロジェクト目標達成に必要な人材を様々な部署から選抜して構成します。

一般的に,企業の目的を遂行する部署をライン部門(購買・製造・営業など),ライン部門を支援する部署をスタッフ部門(総務・経理・人事など)と区別します。

欧米式の役職名

最近では国内においても欧米にならった役職名を使う企業があります。他の略称と混乱しないように,これらも覚えておきましょう。

CEO
(最高経営責任者)
Chief Executive Officerの略。
COO
(最高執行責任者)
Chief Operating Officerの略。
CFO
(最高財務責任者)
Chief Financial Officerの略。企業の財務・経理の戦略立案および執行面での責任者として,企業の”お金”に関わる全てを統括します。
CIO
(最高情報責任者)
Chief Information Officerの略。

持株会社
グループ企業全体の経営判断の中心となる会社でグループ配下の企業の株式を持ちます。株式のみを保持し,株式の配当で成り立つ純粋持ち株会社と自らも事業を展開する事業持ち株会社に分類されます。


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