企業活動と経営資源
企業活動
私たちが暮らす社会では,至る所で企業活動が行われています。企業は,商品を提供し対価を得るだけでなく,企業理念に基づいた様々な活動をしています。
企業の目的
- 商品・サービスを社会に提供し収益を追求する ・従業員に給料を支払う
- 株主などの出資者に配当を支払う ・国や地方公共団体に税金を収める
- ステークホルダー(利害関係者)に対し社会的責任(CSR)を負う
CSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)
ディスクロージャ,環境対策,公正取引など,ステークホルダー(消費者,投資家,社会全体など)に対して,企業活動が与える影響への責任。
従業員のワークライフバランス(仕事と生活の調和)を考慮し,従業員が力を発揮し健康的な生活が送れる様にメンタルヘルスに取り組むことも求められています。
社会的責任投資(SRI:Socially Responsible Investment)
従来の投資基準に加え,企業の社会的責任(CSR)(社会貢献や環境対策など)も評価に取り入れる投資の考え方のことです。
コーポレートブランド
企業の社会的イメージを表す言葉で,社会貢献活動などで企業のイメージを高めることで,業績の向上につなげます。
- グリーンIT
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省エネルギーなIT機器の活用やリサイクルなど、環境に配慮した企業活動の総称です。
- SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)
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国連に加盟している193の国・地域が2030年を期限に達成を目指す目標で,エネルギーや平等など様々なテーマへの取り組みについて,世界共通の17のゴール(目標)と目標ごとの169のターゲットから構成されます。
経営資源
企業活動に欠かせない要素を総称して経営資源と呼びます。企業は,経営資源のバランスを取りながら経営を進める必要があります。
4つの経営資源
- ヒト(経営者や従業員などの人的資源)
- モノ(材料や工場・機械などの物的資源)
- カネ(資金などの財務資源)
- 情報(経営情報や顧客情報などの情報資源)